これまでに開催されたセミナー・研究会(2015年4月〜2020年3月)


令和元年度(2019年度) 数学・情報数理コース(数学分野)修士論文発表会

日時:2020年2月18日(火)9 : 45〜16 : 15
場所:茨城大学理学部第10講義室
プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから
(論文発表20分+質疑応答5分)
9:45--10:10 菊池 元夢 
「2次体上のexponent 2の最大不分岐abel拡大と実2次体の基本単数のノルムについて」
10:10--10:35 國井 拓人
「4次冪根拡大体の整数環について」
10:35--11:00 富田 莞生
「グレブナー基底を用いた正則局所環の考察」
11:00--11:25 松尾 和周
「ネヴァンリンナ理論における特性関数とLang-typeの計算」
11:25--11:50 香月 崚賀
「組み合わせゲーム理論における温度測定図からのゲームの復元」
<昼休み>
13:30--13:55 石橋 真
「双曲平面上の等長変換の合成についての具体的考察」
13:55--14:20 大場 崇文
「余接束上の部分多様体の構成」
14:20--14:45 佐藤 晃
「ある生物現象を記述する微分方程式系に対する平衡点の安定性解析」
<休憩>
15:00--15:25 石 成一郎
「独立確率変数列の収束」
15:25--15:50 須藤 裕星
「熱伝導方程式の初期値問題」
15:50--16:15 箕輪 裕樹
「ハーディの不等式の精密化とその応用」

令和元年度(2019年度) 数学・情報数理コース 情報数理プログラム 卒業研究・修士論文発表会

日時:2020年2月13日(木)9 : 45〜16 : 30
場所:茨城大学理学部K棟インタビュースタジオ
プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから
開会のあいさつ:長谷川 博 先生
卒業研究発表:(発表15分+質疑応答5分)
9:50--10:10  西岡 伸二(長谷川 雄央 研)
「early adopter を考慮した情報カスケードモデルの解析」
10:10--10:30 佐藤 峻悟(藤間 研)
「万能チューリングマシンの実装と解析」
10:30--10:50 久藏 貴也(渡邊 研)
「Watts-Strogatz モデルのラプラシアン行列における固有ベクトルの局所性」
<休憩>
11:10--11:30 高木 洋平太(長谷川 博 研)
「ビットコインと中国元の因果関係」
11:30--11:50 チェ ミンウ(藤間 研)
「二分木を活用したクロットパズルの解き方」
11:50--12:10 水上 大輝(長谷川 雄央 研)
「動物園・水族館Twitter アカウントのネットワーク分析」
<昼休み>
13:40--14:00 森 隼人(長谷川 雄央 研)
「人工学級シミュレーションに基づく班活動の効果の検証」
14:00--14:20 古波蔵 真大(藤間 研)
「テーマパークのアトラクションの待ち時間を固定した場合の最適巡回路」
14:20--14:40 竹沢 秋太郎(長谷川 博 研)
「$\alpha$曲率とその他の曲率の関係」
<休憩>
15:00--15:20 増山 佑輔(長谷川 雄央 研)
「Levy walk 付3種生態系モデルのシミュレーション」
15:20--15:40 三原 拓馬(藤間 研)
「最小比較回数ソート」

修士論文発表:(発表23分+質疑応答7分)
16:00--16:30 川澄 俊夫(長谷川 博 研)
「幾何学的統計量に基づく深層学習のダイナミクスの考察」
講評:長谷川 雄央 先生

情報数理関係者以外の方々のご参加・ご質問も歓迎します。
問い合わせ先: 渡邊 (数学・情報数理コース)

第14回水戸幾何セミナー

題目:The (enhanced) Coxeter Plane: an application of differential equations to Lie theory
講演者: Martin Guest 氏(早稲田大学)
日時:2020/1/27 (月) 16:30--18:00
場所:茨城大学理学部B棟329室
要旨: The Coxeter Plane is obtained from the root system (of a Lie algebra) by projecting the roots to a certain 2-dimensional plane. The resulting picture was discovered by Coxeter in his investigations of polytopes - but rarely appears in the Lie theory literature. We shall give another description of the Coxeter Plane, arising (in a rather unexpected way) from the theory of ordinary differential equations and integrable systems. This is joint work with Nan-Kuo Ho of National Tsing-Hua University, Taiwan.
問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)

水戸数学情報数理研究会2019「連結の数理」

開催日:2019年12月6日(金)
場所:水戸中央ビル8階会議室C


[12:55] はじめに

[13:00--14:00]
題目:確率的なノード除去に伴うランダムグラフの連結性の相転移現象
講演者:高邉賢史(名古屋工業大学大学院工学研究科)

[14:15--15:15]
題目:Divergence of non-random fluctuation in First-passage percolation
講演者:中島秀太(名古屋大学大学院多元数理科学研究科)

[15:30--16:10]
題目:ネットワーク内の2部グラフ構造の検出
講演者:藤田和樹(京都大学大学院理学研究科)

[16:25--17:25]
題目:切手折り問題のイジングモデル -折り紙の統計力学に向けて-
講演者:中島千尋(東北大学大学院情報科学研究科)

[17:40--18:40]
題目:ランダムグラフの最大連結成分の統計:次数相関
講演者:水高将吾(茨城大学理学部)

[18:45] おわりに


備考: 席数が限られています。研究会の参加をご希望される方は、事前に世話人の長谷川(茨城大学理学部数学情報数理コース)までご連絡ください。

主催:科研費「複雑ネットワーク理論に基づく人工物システムの頑健性評価と強化」
世話人:長谷川雄央(茨城大学理学部)、能川知昭(東邦大学医学部)

第41回金曜セミナー

日時:2019/11/1 (金) 15:30--17:00
場所:茨城大学水戸キャンパス理学部B棟329室
題目:Kolmogorov型方程式の基本解とその運動論方程式への応用 (Fundamental solution of Kolmogorov type equation and its application to Kinetic equations)
講演者:森本芳則 氏(京都大学大学院 人間・環境学研究科 名誉教授)
要旨:金曜セミナーHPをご覧ください
問い合わせ先:安藤広、中井英一、堀内利郎 (数学・情報数理コース)

第12回水戸MI(数学・情報数理)セミナー


日時:2019/10/30 (水) 15:00--18:00
場所:茨城大学水戸キャンパス理学部G棟414室


[15:00--]
題目:アリーアブラムシ系の個体群ダイナミクス
講演者:中井貴生氏(名古屋大学大学院情報学研究科時田研究室M2)

[16:30--]
題目:SIRメタ個体群モデルを用いた感染症抑制対策に関する研究
       *講演に関係する文献はこちら
講演者:松木彩星氏(東京大学大学院情報理工学系研究科合原研究室M2)


問い合わせ先: 長谷川雄央・水高将吾 (数学・情報数理コース)

第2回 水戸幾何小研究集会

日時:2019年6月22日(土), 23日(日)
場所:茨城大学理学部B棟329室
プログラム
 2019年6月22日(土)
 ■13:30--14:30 田丸 博士(大阪市立大学)
  「Geometry of homogeneous hypersurfaces in noncompact symmetric spaces」
 ■14:45--15:45 Cho, Jong Taek(Chonnam National University, 韓国)
  「Levi form on real hypersurfaces in Kahler manifolds」
  coffee break
 ■16:30--17:30 木村 真琴(茨城大学)
  「線織面の一般化」
  懇親会

 2019年6月23日(日)
 ■9:30--10:30 栗原 博之(茨城大学)
  「非平坦複素空間型内の実超曲面のヤコビ作用素」
 ■10:45--11:45 宇田川 誠一(日本大学)
  「Minimal surfaces in the anti-de Sitter spacetime and Lamè's equation」
 ■12:00--13:00 田中 真紀子(東京理科大学)
  「グラスマン多様体とその商空間の極大対蹠集合」

問い合わせ先: 大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)

第13回水戸幾何セミナー

題目:共形ケーラーアインシュタイン・マックスウェル計量およびその一般化について
講演者: 小野 肇 氏(埼玉大学)
日時:2019/5/10 (金) 16:30--18:00
場所:茨城大学理学部B棟329室
要旨: 4次元多様体上のアインシュタイン・マックスウェル方程式の強エルミート解の一般化としてApostolov-Maschlerにより共形ケーラーアインシュタイン・マックスウエル計量(cKEM計量)の概念が導入された。本講演では、清華大学の二木昭人氏との共同研究に基づき、cKEM計量ならびに別の一般化に対する二木型不変量の特徴づけについて解説したい。また、時間があれば、extremal佐々木計量との関連についても紹介する予定である。
問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)

第39回金曜セミナー

日時:2019/4/19 (Fri) 14:30--16:00
場所:茨城大学理学部B棟329室
プログラム
(1) 講演者:新井 龍太郎(茨城大学 D2)
題目:The sharp maximal operator on Morrey spaces
(2) 講演者:石 明磊(茨城大学 D2)
題目:Generalized fractional maximal operators on Orlicz-Morrey spaces
問い合わせ先: 中井 英一(数学・情報数理コース)

調和解析セミナ−

日時:2019/3/6 (水)14:30--8日(金)12:00
場所:茨城大学図書館3階ライブラリーホール
プログラム・会場案内:こちらをご覧ください
協賛: 茨城大学理学部
会場責任者: 中井 英一(数学・情報数理コース)

第38回金曜セミナー

日時:2019/2/20 (水) 14:30--18:30
場所:茨城大学理学部B棟329室
プログラム
(1) 講演者:小野 高裕 氏(首都大学東京 M1)
題目:T1 theorem for homogeneous Triebel-Lizorkin spaces
(2) 講演者:野ヶ山 徹(首都大学東京 D1)
題目:mixed norm におけるシャープ極大作用素の評価
問い合わせ先: 中井 英一(数学・情報数理コース)

平成30年度(2018年度) 茨城大学 大学院理工学研究科 理学専攻 数学・情報数理コース(数学分野)修士論文発表会

日時:2019年2月19日(火)13 : 30〜15 : 50
場所:茨城大学理学部第7講義室
プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから
(発表20分+質疑応答5分)
13:30--13:55  加藤 本気
「フーリエ級数の収束と特異現象」
13:55--14:20 坂入 諒
「組合せゲーム理論におけるn日目までのゲームの数え上げ」
14:20--14:45 冨樫 駿
「リーマン可積分性について」
休憩
15:00--15:25 田邉 優樹
「複素射影空間のある実超曲面のnon-displaceability」
15:25--15:50 藤村 勇司
「開折理論で見る包絡線・包絡面の特異点」

平成30年度(2018年度) 数学・情報数理コース 情報数理プログラム 卒業研究・修士論文発表会

日時:2019年2月14日(木)10 : 00〜15 : 40
場所:茨城大学理学部K棟インタビュースタジオ
プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから
開会のあいさつ:村重 淳 先生
卒業研究発表: (発表15分+質疑応答5分)
10:00--10:25  家城 翔太(鳥養 研)
「核融合炉材料中のトリチウム拡散挙動の数理的解析」
10:25--10:45 海上 翔(長谷川 博 研)
「位相スペクトルの挙動から見たミリ波レーダー信号の解析」
10:45--11:05 藤田 真帆(長谷川 雄央 研)
「首都圏におけるインフルエンザ拡散シミュレーションを用いた効率的な感染防除策の研究」
11:15--11:35 照山 楓(渡邊 研)
「成分濃縮ネットワークでの不均一性の影響と素子形状の検討」
11:35--11:55 松本 大輝(長谷川 雄央 研)
「スケールフリーネットワークの伝搬攻撃に対する頑強性」
昼休み
13:30--13:50 渡邉 歩(長谷川 博 研)
「協調フィルタリングを用いた映画の推薦システム」
13:50--14:10 森 萌(長谷川 雄央 研)
「次数相関を持つネットワーク上のシナジー効果付きSIRSモデルの感染シミュレーション」

修士論文発表: (発表23分+質疑応答7分)
14:30--15:00 岩瀬 優太(長谷川 雄央 研)
「複雑ネットワークにおける bimodal salience 分布の出現条件」
15:00--15:30 高野 信生(長谷川 博 研)
「自動運転車用ミリ波レーダーの信号解析」
講評:渡邊 辰矢 先生

情報数理関係者以外の方々のご参加・ご質問も歓迎します。

第12回水戸幾何セミナー(修士論文の発表)

日時:2019/2/15 (金) 14:30--16:00
場所:茨城大学理学部B棟329室
プログラム
(1) 14:30--15:00
発表者:藤村勇司 氏(茨城大学理学専攻M2)
題目:開折理論で見る包絡線・包絡面の特異点
(2) 15:00--16:00
発表者:田邉優樹 氏(茨城大学理学専攻M2)
題目:複素射影空間のある実超曲面のnon-displaceability
問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)

第11回水戸MIセミナー(第11回水戸数学・情報数理セミナー)


題目:定量データから迫る行動学 −ダイナミクスとネットワーク−
講演者:阿部真人氏(理化学研究所AIP・特別研究員)
日時:2018/12/20 (木) 14:20--15:50
場所:茨城大学水戸キャンパス理学部G414


問い合わせ先: 水高将吾・長谷川雄央 (数学・情報数理コース)

第10回水戸MIセミナー(第10回水戸数学・情報数理セミナー)


題目:低温度差スターリングエンジンの非線形力学解析
講演者:泉田勇輝氏(名古屋大学大学院情報学研究科・助教)
日時:2018/12/17 (月) 10:30--12:00
場所:茨城大学水戸キャンパス理学部G414
要旨:
 低温度差スターリングエンジンは手のひらの温かさと室温の間の小さな温度差で回転運動するエンジンとして知られている[1]. エンジンが温度差によって回転運動を維持するメカニズムや, 小さ過ぎる温度差でどのように回転運動が消失するのかは, 機械力学, 熱力学, 非線形力学が関わる興味深い問題である. 本講演では低温度差スターリングエンジンの回転メカニズムをシンプルな非線形力学モデルによって説明した研究[2]について紹介する.
 本講演で紹介する低温度差スターリングエンジンは, 作業物質の気体, エンジンの動力部分であるパワーピストン, 気体と熱源の接触を制御するディスプレーサピストン, ピストンの往復運動を回転運動に変換するクランクなどから構成される. エンジンのダイナミクスは, クランク(力学自由度)が従う運動方程式と気体の温度(熱力学自由度)が従う時間発展方程式を連立して解くことで決定できる. ここではさらに気体の温度を断熱消去することで, クランクの自由度のみで閉じた運動方程式を得た. 得られた運動方程式はエンジンを「温度差を駆動力とする非線形振り子」として記述する. 運動方程式の安定なリミットサイクルと安定固定点がそれぞれエンジンの回転運動と静止状態を表す. 運動方程式の解析から, 温度差を分岐パラメタとしたホモクリニック分岐によってリミットサイクルが消失する分岐シナリオを提案する.

[1] J. R. Senft, An Introduction to Low Temperature Differential Stirling Engines, 4th ed. (Moriya Press, Wisconsin, 2000).
[2] Y. Izumida, Europhys. Lett. 121, 50004 (2018).


問い合わせ先: 長谷川雄央 (数学・情報数理コース)

茨城大学大学院理工学研究科「情報幾何学」(集中講義)


講師:甘利俊一先生(理化学研究所脳科学センター栄誉研究員)
日時:2018年12月15日(土)午後2時〜16日(日)
場所:茨城大学理学部G棟G414
内容:
 1.統計推論の情報幾何:不変性の基づく構築
 2.双対平坦幾何:凸解析とLegendre変換
 3.多層神経回路の統計神経力学
 4.Wasserstein幾何の情報幾何的な展開
世話人教員: 長谷川博 (数学・情報数理コース)

第11回水戸幾何セミナー

題目:アインシュタイン-ケーラーC空間に標準的に埋め込まれたR-空間の最小マスロフ数
講演者: 大仁田 義裕 氏(大阪市立大学数学研究所)
日時:2018/12/7 (金) 16:30--18:00
場所:茨城大学理学部B棟329室
要旨: R-空間は,リーマン対称空間の等方表現の軌道として得られるコンパクト対称空間である.各R-空間は,ケーラーC-空間の中へ実形(よってコンパクト全測地的ラグランジュ部分多様体)として標準的に埋め込まれることがよく知られている.シンプレクティック幾何学におけるラグランジュ部分多様体の最小マスロフ数は,ハミルトンイソトピーのもとでの不変量の一つであり,ラグランジュ部分多様体の交叉に対するフレアーホモロジーの研究において大変基本的である.この講演では,アインシュタイン-ケーラーC空間に標準的に埋め込まれたR-空間の最小マスロフ数のリー理論的公式を与え,幾つかの具体例について議論する.
問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)

第9回水戸MIセミナー(第9回水戸数学・情報数理セミナー)


日時:2018/12/3 (月) 16:00--17:30
場所:茨城大学水戸キャンパス理学部G414
題目:頑健でしなやかなネットワークの自己組織化原理について
講演者:林幸雄氏(北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科・教授)
要旨:我々は、攻撃に対して最適耐性を持つ玉葱状構造を自己組織化する構築法を世界に先駆けて提案しており、この方法は非常に脆弱な現実のインフラネットワークを将来的に頑健にできる可能性も秘めている。具体的には、数ホップ内の範囲限定の仲介による結合を通じてループを強化することが重要で、これを繰り返す逐次成長により従来は共存が難しかった頑健性と効率(Small-World性)を兼ね備える。さらに、力学的衝撃を緩衝材が負荷分散するように、多数のループによる迂回経路が過負荷伝搬を抑えて連鎖故障を食い止めるレジリエンス(しなやかな適応力)も実現できることを示す。またより本質的な原理として、玉葱状構造やループ(冗長性)などバラバラだった概念理解を越えて、最適耐性を備える構造を探すことは、NP困難な組合せ問題に集結することを指摘する。
関連情報:[1] Onion-like networks are both robust and resilient、[2] A new design principle of robust onion-like networksself-organized in growth


問い合わせ先: 長谷川雄央・水高将吾 (数学・情報数理コース)

茨城大学大学院理工学研究科「情報数理特論II」(集中講義)


講師:観山正道氏(東北大学大学院情報科学研究科)
日時:2018/10/27,28 10:20--17:30
場所:理学部第1講義室
内容:近年、データ科学の分野で培われた機械学習やモデル推論といったアプローチが様々な分野での問題解決に応用されている。本講義では特に物性科学、材料科学分野におけるデータ科学との融合について、機械学習やベイズ推論をベースとする最新の手法を解説し、その応用例を紹介する。
 1.データ駆動型物性研究の概観
 2.マテリアルインフォマティクスの概観
 3.機械学習を用いた新奇物質探索
 4.次元削減に基づく適切なデータ記述子の抽出
 5.ベイズ最適化による物質探索の効率化
 6.ベイズ推論を用いた実験データ解析の概観
 7.スパースモデリングの導入
 8.様々な正則化項
 9.事後確率最大化における最適化手法
 10.モデル選択の手法
 11.マルコフ連鎖モンテカルロ法で隠れた物理を推測する
 12.発展的話題:専用チップを用いた最適化問題の解法の紹介
 13.本講義のまとめ
シラバス:こちら
備考:学部生・外部の参加者もどうぞお気軽にご参加ください(長谷川)
問い合わせ先: 長谷川雄央 (数学・情報数理コース)

第8回水戸MIセミナー(第8回水戸数学・情報数理セミナー)


日時:2018/10/19 (金) 15:00--16:30
場所:茨城大学水戸キャンパス理学部G414
題目:ネットワーク成長過程における抑制効果と爆発的パーコレーション
講演者:山田雄平氏(早稲田大学先進理工学研究科・D3)


問い合わせ先: 水高将吾・長谷川雄央 (数学・情報数理コース)

第10回水戸幾何セミナー

題目:Circles and submanifold theory in nonflat complex space forms
講演者: 前田定廣 氏(佐賀大学名誉教授)
日時:2018/9/11 (火) 16:30--17:30
場所:茨城大学理学部B棟329室
要旨:
 In this talk, we pay particular attention to the notion of circles in Riemannian geometry. It is known that a Riemannian homogeneous manifold M is locally congruent to either a Euclidean space or a Riemannian symmetric space of rank one if and only if there exists a positive constant k such that every circle of curvature k on $M$ is a homogeneous (real) curve (see the work of Mashimo and Tojyo). This result implies that in the class of Riemannian homogeneous manifolds all circles on a Riemannian symmetric space of rank one are nice curves from an algebraic viewpoint. Inspied by this result we study Riemannian submanifolds of nonflat complex space forms by using the notion of circles.
 This talk consists of two parts. In the first half we characterize Veronese (Kaehler isometric) embeddings of complex projective spaces into complex projective spaces. In the latter half we characterize ruled real hypersurfaces having constant mean curvature in nonflat complex space forms.
問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)

第7回水戸MIセミナー(第7回水戸数学・情報数理セミナー)


日時:2018/7/6 (金) 14:20--17:30
場所:茨城大学水戸キャンパス理学部第7講義室


[14:20--15:10]
題目:デマ拡散ネットワークの構造とダイナミクス
    *講演に関係する文献はこちら
講演者:佐野幸恵氏(筑波大学大学院システム情報工学研究科・助教)

[15:25--16:15]
題目:考古学における文化進化
    *講演に関係する文献はこちら
講演者:田村光平氏(東北大学学際フロンティア研究所・助教)

[16:30--17:30]
題目:テンポラルネットワーク上の感染症ダイナミクス
    *講演に関係する文献はこちら
講演者:翁長朝功氏(早稲田大学政治経済学術院・次席研究員)


問い合わせ先: 水高将吾・長谷川雄央 (数学・情報数理コース)

第9回水戸幾何セミナー

題目:対称空間論における双対性の拡張とその応用
講演者: 馬場蔵人 氏(東京理科大学)
日時:2018/6/22 (金) 16:30--18:00
場所:茨城大学理学部B棟329室
要旨:対称空間論において、コンパクト型リーマン対称空間の局所同型類の全体と非コンパクト型リーマン対称空間の全体の間には双対とよばれる一対一対応があることが知られている。また、重複度付き制限ルート系はコンパクト型リーマン対称空間の局所同型類を一意に定めることから、コンパクト型リーマン対称空間(の局所同型類)、非コンパクト型リーマン対称空間、重複度付き制限ルート系が三位一体として捉えられると言えよう。本研究では、この一般化として可換なコンパクト対称三対、擬リーマン対称対、重複度付き対称三対が三位一体であることを説明する。さらに、この関係を用いてBergerによる擬リーマン対称対の分類の(シンプルな)別証明や対称空間上のある種の群作用に関する結果を与える。
問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)

第8回水戸幾何セミナー

題目:ON LOCALLY HOMOGENEOUS ASPHERICAL KAEHLER MANIFOLDS
講演者: 神島芳宣 氏(城西大学)
日時:2018/5/25 (金) 16:30--18:00
場所:茨城大学理学部B棟329室
要旨: こちらをご覧ください.
問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)

第36回金曜セミナー

題目:Fractional integral operators on various types of Morrey spaces
講演者:Idha Sihwaningrum (Jenderal Soedirman University, Indonesia)
日時:2018/3/15 (Thu) 15:00--16:00
場所:茨城大学理学部B棟329室
要旨:金曜セミナーHPをご覧ください
問い合わせ先: 安藤広、中井英一、堀内利郎 (数学・情報数理コース)

平成29年度(2017年度) 茨城大学大学院 理工学研究科 理学専攻
数学・情報数理系(数学分野) 修士論文発表会

日時:2017年2月16日(金)
場所:茨城大学理学部第1講義室
プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから

12:40--13:05 加藤 輝
「加藤の不等式とその応用」
13:05--13:30 佐藤 稜太
「超関数と偏微分方程式」
13:30--13:55 松元 輝
「楕円型偏微分方程式における最大値原理」
--------------休憩---------------
14:10--14:35 塩谷 仁実
「連分数によるπの無理数性の証明」
14:35--15:00 新井 龍太郎
「Commutators of Calder\'on-Zygmund and generalized fractional integral operators with a function in generalized Campanato spaces on generalized Morrey spaces」
15:00--15:25 菊地 隼
「独立確率変数列」
15:25--16:50 石 明磊
「Generalized fractional integrals and their commutators on Orlicz spaces」
--------------休憩---------------
16:10--16:35 小澤 正道
「$H^2 \times R$ の極小曲面について」
16:35--17:00 小野瀬 悟史
「双曲幾何における等長変換とその合成について」
17:00--17:25 内藤 裕貴
「射影的スキームのコホモロジーについて」
*論文発表20分+質疑応答5分

平成29年度(2017年度) 理工学研究科 博士前期課程 理学専攻 数学・情報数理系 情報数理分野 修士論文発表会

日時:2018年2月16日(金)13 : 55〜15 : 35
場所:茨城大学理学部K棟インタビュースタジオ
プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから

開会のあいさつ:村重 淳 先生
修士論文発表: (発表23分+質疑応答7分)
14:00--14:30  小川 修平(長谷川 博 研)
「移動エントロピーとグレンジャーの因果関係」
14:30--15:00 小池 倫明(長谷川 博 研)
「自動運転用レーダーの信号解析アルゴリズムの開発」
15:00--15:30 中村 文美(長谷川 博 研)
「情報幾何学に基づく一般化された第二法則の再考」
講評:長谷川 雄央 先生

情報数理関係者以外の方々のご参加・ご質問も歓迎します.(なお,修士論文審査会は発表会後に非公開で行われます.)

第7回水戸幾何セミナー

題目:有向実Grassmann多様体の対蹠集合の織り方
講演者:田崎 博之 氏(筑波大学)
日時:2018/2/13 (Tue) 16:30--18:00
場所:茨城大学理学部B棟329室
要旨: コンパクト対称空間に対して定義できる対蹠集合の概念は、 有向実Grassmann多様体の場合には組合せ論の概念に帰着し、 有限集合のある性質を持つ部分集合の族に対応する。 今までに得た極大対蹠集合の分類結果や 極大対蹠集合の系列は縦糸と横糸とみなせる部分集合の族を 組み合わせる(織る)ことによって構成できることを紹介する。
問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)

平成29年度(2017年度) 茨城大学理学部数学・情報数理コース 情報数理プログラム卒業研究発表会

日時:2018年2月2日(金)10 : 00〜16 : 05
場所:茨城大学理学部K棟インタビュースタジオ
プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから

10:00--開会のあいさつ:長谷川 博 先生
第一部 10:05--10:25  飯岡 巧巳(鳥養 研)
「拡散モデルを用いたトリチウム汚染材料からのトリチウム放出挙動の予測」
10:25--10:45 人見 孝志(長谷川 雄央 研)
「スケールフリーネットワークの連続故障に対する頑強性」
10:45--11:05 松田 竣豊(長谷川 博 研)
「Granger検定を用いたデータ解析」
第二部 11:15--11:35 淵脇 駿(藤間 研)
「BDDとプロファイル」
11:35--11:55 池田 真也(渡辺 研)
「サッカーシミュレータでのクライアントプログラムの開発」
11:55--12:15 川澄 俊夫(長谷川 博 研)
「MNISTを用いた順伝播型ニューラルネットワークの考察」
第三部 13:30--13:50 入江 友哉(入江研、オープン参加)
「ペロン‐フロベニウスの定理によるPageRankの計算手法」
13:50--14:10 猪瀬 大樹(藤間 研)
「フロンティア法を用いたZDDによる有効グラフの経路列挙」
14:10--14:30 永橋 佑介(渡辺 研)
「少数の大域結合したStuart-Landau振動子系での非同期解」
14:30--14:50 飯島 僚(長谷川 博 研)
「Granger causalityを用いたデータの解析」
第四部 15:00--15:20 坂本 篤大(藤間 研)
「ZDD・フロンティア法を用いたナンバーリンクの解析」
15:20--15:40 三瓶 貴俊(渡辺 研)
「成分分離ネットワークにおける素子の分離特性の影響」
15:40--16:00 村田 聖花(長谷川 博 研)
「TBA」
16:00-- 講評:藤間 昌一 先生

情報数理関係者以外の方々のご参加・ご質問も歓迎します.
問合せ先:渡辺(数学・情報数理コース)

第6回水戸MIセミナー(水戸数学・情報数理セミナー)

日時:2017/11/16 (Thur) 14:20--16:30
場所:茨城大学水戸キャンパス理学部G棟414室


[14:20--15:20]
題目:非局所結合位相振動子系におけるキメラ状態
講演者:須田裕介氏(北海道大学大学院理学院・D2)

[15:30--16:30]
題目:位相縮約法を用いた細胞極性の秩序化現象の理論研究
講演者:杉村佳織氏(お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科・D3)


問い合わせ先: 長谷川雄央・鈴木香奈子 (数学・情報数理コース)

第6回水戸幾何セミナー

題目:部分多様体のBrylinski beta型関数
講演者:今井 淳 氏(千葉大学)
日時:2017/11/10 (Fri) 16:30--18:00
場所:茨城大学理学部B棟329室
要旨:ユークリッド空間の部分多様体Mに対して、二点間の距離の冪乗をM二つの積空間上積分する。この冪を複素数とし、積分値をこの複素数の関数だと思うと、解析接続により、1位の極のみを持つ、複素平面上の有理型関数に拡張することがで きる。これを多様体MのBrylinski beta関数という。この留数から、体積、表面積、Willmore汎関数などMおよびその境界の幾何学的な量が得られる。MのQuermassintegral(内在的体積)や特徴づけなど、積分幾何への応用にも触れたい。
問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)

水戸数学・情報数理研究会2017

講演者(五十音順・敬称略):
 飯田渓太(東北大学大学院 医学系研究科 助教)
 大舘陽太(熊本大学大学院 先端科学研究部 准教授)
 小野寺有紹(東京工業大学 理学院 准教授)
 梶ヶ谷徹(産総研・東北大 MathAM-OIL 博士研究員)
 鈴木香奈子(茨城大学 理学部 准教授)
 瀬川悦生(東北大学大学院 情報科学研究科 准教授)
 田崎創平(東北大学 学際科学フロンティア研究所 助教)
 中川和重(福島大学 共生システム理工学類 准教授)
 中澤嵩(大阪大学 数理・データ科学教育研究センター 准教授)
 中島千尋(JST さきがけ研究員)
 能川知昭(東邦大学 医学部 講師)
 長谷川雄央(茨城大学 理学部 准教授)
 前田昌也(千葉大学 大学院理学研究院 准教授)
 松江要(九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所 助教)
 三浦佳二(関西学院大学大学院 理工学研究科 准教授)
 宮田洋行(群馬大学 理工学部 助教)
 和田正樹(福島大学 人間発達文化学類 准教授)
プログラム: こちら
日時: 2017/8/18 (Fri) 14:00 -- 2017/8/20 (Sun) 12:00
場所: 水戸・中央ビル8階会議室G
組織委員: 鈴木香奈子 (数学・情報数理コース)・前田昌也 (千葉大学 大学院理学研究院)・長谷川雄央 (数学・情報数理コース)
備考: 会場は席数が限られています。聴講を希望される方は事前に長谷川までご連絡ください (原則先着順とさせていただきます)。

集中講義「数学特論I」Besov空間, Triebel-Lizorkin空間入門

日時:2017/8/8/(Tue)12:40--10(Thu)11:50
場所:第7講義室
講師:野井貴弘先生
概要:Besov空間とTriebel-Lizorkin空間は3つの指数を持つ関数空間であり, 指数を適切に選ぶことによりLebesgue空間やSobolev空間, Holder-Zygmund空間などよく知られている関数空間と同型であることが知られている. またBesov空間は偏微分方程式においてもよく登場する関数空間であることから, ここでは急減少関数や緩増加超関数の復習から始め, Besov空間とTriebel-Lizorkin空間の基本的な性質を紹介する.
参考書:Hans Triebel, Theory of Function Spaces. 学内でDL可能(こちら).
問い合わせ先: 中井英一 (数学・情報数理コース)

第5回水戸幾何セミナー

題目:アファイン空間の曲線論入門
講演者: 古畑 仁 氏(北海道大学)
日時:2017/7/7 (Fri) 16:30--18:00
場所:茨城大学理学部B棟329室
要旨: アファイン微分幾何学というと,なぜか等積アファイン空間内の部分多様体論をさす場合が多い.数空間に標準的なアファイン接続およびそれに関して平行な体積要素を固定し,それらを保存する変換で移りあうものを合同と呼ぶ幾何学を微分幾何学的手法で研究する分野である.これには非常に多くの研究成果があるし,我々にとって学びやすい状況にあるといってよい.しかし,本来のアファイン幾何学?,数空間に標準的なアファイン接続を固定し,正則アファイン変換で移りあうものを合同と考える微分幾何学の研究は,あまり知られていないのではないだろうか.まずは曲線論から,その辺を手探りで開拓してゆくことを講演の目標とする.
問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)

第5回水戸MIセミナー(水戸数学・情報数理セミナー)


日時:2017/06/16 (Fri) 14:30--17:00
場所:茨城大学図書館3階セミナールーム


[14:30--15:30]
題目:動的ネットワーク構造の秩序形成
講演者:青木高明氏(香川大学教育学部・准教授)

[15:50--16:50]
題目:真正粘菌に学ぶ適応ネットワーク理論と血管網への応用
講演者:手老篤史氏(九州大学マスフォアインダストリ研究所・准教授)


問い合わせ先: 長谷川雄央・鈴木香奈子 (数学・情報数理コース)

第4回水戸幾何セミナー

題目:対称性を持つ極小ラグランジュ部分多様体のリダクション
講演者:梶ヶ谷 徹 氏(産総研 MathAM-OIL)
日時:2017/4/21 (Fri) 16:30--18:00
場所:茨城大学理学部B棟329室
要旨:ファノ多様体内のK-不変ラグランジュ部分多様体Lに対し, Hsiang-Lawson型の定理を与える. すなわち, ある共形ケーラー計量に関するLの極小性は, ケーラー商空間内のHsiang-Lawson計量に関するL/Kの極小性と同値であることを示す. また, 正のリッチ曲率を持つケーラーアインシュタイン多様体上の余等質性1作用から決まるS^1作用を用いて, ケーラー商の例を与え, これらを用いて, 極小ラグランジュ部分多様体の様々な例を構成する.
問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)

平成28年度(2016年度) 理工学研究科 博士前期課程 理学専攻 数学・情報数理系 情報数理分野 修士論文発表会

日時:2017年2月16日(木)14 : 40〜15 : 50
場所:茨城大学理学部K棟インタビュースタジオ
プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから

開会のあいさつ:長谷川 雄央 先生
修士論文発表: (発表23分+質疑応答7分)
14:45--15:15  稲葉 和哉(長谷川 博 研)
「Auto-coding を用いた Deep Learning」
15:15--15:45 島 優太(藤間研)
「二分決定木を用いた「数独」の解析」
講評:村重 淳 先生
情報数理関係者以外の方々のご参加・ご質問も歓迎します.(なお,修士論文審査会は発表会後に非公開で行われます.)

平成28年度(2016年度) 茨城大学大学院 理工学研究科 理学専攻
数学・情報数理系(数学分野) 修士論文発表会

日時:2017年2月16日(木)
場所:茨城大学理学部第10講義室
プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから

13:00--13:25 高野 理緒
「サイン関数のオイラー積」
13:25--13:50 鈴木 暢紘
「変分法を用いたTHOMAS-FERMI問題の考察」
13:50--14:15 吉水 正徳
「ある発癌初期に見られるパターン形成を記述する反応拡散系の
定数定常解の安定性に対する考察」
--------------休憩---------------
14:45--15:10 小林 千也
「乱流のある環境での植物プランクトン分布を記述したある数理モデルの
解の挙動と定常解の存在」
15:10--15:35 中村 仁
「半砂漠地帯における植生パターンを記述する数理モデルの
非定数定常解の存在について」
15:35--16:00 小野崎 崇仁
「S^2×R の極小曲面について」
16:00--16:25 千葉 大樹
「4次の代数体の素イデアル分解」
*論文発表20分+質疑応答5分

平成28年度(2016年度) 数学・情報数理コース 情報数理プログラム  卒業研究発表会

日時:2017年1月26日(木)16:20〜17:30
場所:茨城大学理学部K棟インタビュースタジオ
プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから

開会のあいさつ:村重 淳 先生
卒業研究発表会: (発表15分+質疑応答5分)
16:25--16:45 小林 路樹(長谷川 博 研)
「未知言語の単語分割」
16:45--17:05 岩瀬 優太(長谷川 雄央 研)
「LinkSalienceを用いた日本航空網の分析」
17:05--17:25 高野 信生(長谷川 博 研)
「ニューラルネットワークを用いたデータ解析」
講評:藤間 昌一 先生
情報数理プログラム関係者以外の方々のご参加・ご質問も歓迎します。なお、情報数理分野の修士論文発表会は2月16日(木)4講時に行う予定 です(いずれ詳細を掲示します)。

第4回水戸MIセミナー(水戸数学・情報数理セミナー)


日時:2016/12/19 10:00--
場所:茨城大学水戸キャンパス理学部G棟G414室


[1]
題目:通信行動データを利用したソーシャルネットワーク分析
講演者:津川翔氏(筑波大学大学院システム情報工学研究科)

[2]
題目:テンポラル・ネットワークの動力学的モデル
講演者:高口太朗氏(情報通信研究機構ユニバーサルコミュニケーション研究所)

[3]
題目:ネットワーク上の進化ワクチン接種ゲームにおける同調圧力の影響
講演者:一ノ瀬元喜氏(静岡大学学術院工学領域)


備考: 各講演の概要はこちらをご覧ください。十分な議論を行うため、各講演の終了時間を定めておりません(各講演最大90分程度の時間枠を用意しています)。お気軽にご参加ください。
問い合わせ先: 長谷川雄央 (数学・情報数理コース)

第3回水戸幾何セミナー

題目:Harmonic maps into Lie groups, revisited
講演者:井ノ口 順一 氏(筑波大学)
日時:2016/11/11 (Fri) 17:00--18:30
場所:茨城大学理学部B棟329室
要旨:1980年代後半にかけてUhlenbeckは, カイラル場(リーマン面を定義域としコンパクト半単純リー群に値をもつ調和写像)に対し ユニトン(uniton), ユニトン変換, ユニトン分解などの概念を導入した(1989). とくに定義域がリーマン球面のカイラル場はグラスマン多様体への正則曲線の積に分解できることを示した.Uhlenbeckの結果はSegalによりループ群無限次元幾何学として書き換えられた(1991).
Uhlenbeck-Segal理論では, リー群が両側不変計量をもつことが本質的であり一般のリー群へと拡張することはできない. Josef Dorfmeister氏(TU-Munchen), 小林真平氏(北海道大)との共同研究で, カイラル場の可積分構造は計量でなく, 両側不変接続に由来することが明らかになった. 両側不変接続に着目しUhlenbeck-Segal理論の一般化した構成法を与えることができることを報告する.
問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)

水戸幾何小研究集会

日時:2016/10/22 (Sat)
場所:茨城大学理学部 B棟329室
世話人: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)
お問合せ: 茨城大学理学部 数学・情報数理領域
〒310-8512 水戸市文京2‐1‐1
Email: hiroshi.irie.math@vc.ibaraki.ac.jp(入江)
プログラム
11:00--12:00 庄田敏宏(佐賀大学)
「Jacobi多様体による三重周期極小曲面の変形族の構成について」
13:00--14:00 木村真琴(茨城大学)
「Submanifolds of complex space forms and twistor space of complex 2-plane Grassmannian」
14:20--15:50 大仁田義裕(大阪市立大学)
「OT-FKM 型等径超曲面について(サーベイ)」
〜 coffee break 〜
16:30--17:30 江尻典雄(名城大学)
「トーラスの極小曲面に関するWeierstrass data 空間の構造」

偏微分方程式および関連する諸問題

日時:2016/09/10--2016/09/11
場所:茨城大学理学部 インタビュースタジオ(理学部 K 棟 1 階西側)
詳細: 最新情報をこちらの特設ページでご確認ください。
世話人: 安藤広・下村勝孝・鈴木香奈子・中井 英一 (数学・情報数理コース)

第3回水戸MIセミナー(水戸数学・情報数理セミナー)


日時:2016/8/10 14:00--
場所:茨城大学水戸キャンパス理学部G棟G414室


[1]
題目:自己組織化臨界ダイナミクスに基づくネットワーク形成
講演者:水高将吾(統計数理研究所統計思考院・特任助教)

[2]
題目:パーコレーションの二段転移についての解析
話題提供者:浮田裕基(北海道大学大学院理学院物性物理学専攻・修士1年)

[3]
題目:link salienceの特徴と実例
話題提供者:岩瀬優太(茨城大学理学部数学情報数理コース・学部4年)


備考: 話題提供と議論が主となります。お気軽にご参加ください(長谷川)
問い合わせ先: 長谷川雄央 (数学・情報数理コース)

茨城大学大学院理工学研究科「情報数理特論I」(集中講義)


講師:中島千尋氏(東北大学)
日時:2016/8/8,9 10:30--18:00
場所:理学部G棟414室
内容: 組み合わせ最適化問題、多変数分布のサンプリング問題、機械学習などに広い応用を持つモンテカルロ法について解説する。統計力学のモデルからも実例を紹介。
 1. 確率分布の(関数形を陽に使わない)サンプリング : マルコフ連鎖
 2. マスター方程式と定常分布、詳細釣り合い条件とメトロポリス法
 3. 結果の収束と誤差評価 : 大数の法則、中心極限定理、エラーバー
 4. 最適化問題および期待値計算への応用
 5. サンプリングのボトルネック : 相転移現象
 6. 熱力学積分によるエントロピーの計算とその応用
 7. 発展的な話題 : レプリカ交換法、マルチカノニカル法、詳細釣り合いの破れ
 8. 本講義のまとめ
備考: 大学院の講義ですが、学部生もお気軽にご参加ください(長谷川)
講義資料: こちら から講義スライドを見ることができます(学内限定ページ)。
問い合わせ先: 長谷川雄央 (数学・情報数理コース)

第33回金曜セミナー

題目:Hardy-Rellich不等式の剰余項について
講演者:和田出 秀光氏(金沢大学)
日時:2016/7/22 (Fri) 15:00--
場所:茨城大学理学部B棟329室
要旨:金曜セミナーHPをご覧ください
問い合わせ先: 安藤広、中井英一、堀内利郎 (数学・情報数理コース)

茨城大学大学院理工学研究科「先端科学トピックスII」


題目:人工知能の最前線 〜世界を変える機械学習技術とは〜
講師:安田宗樹氏(山形大学工学部)
日時:2016年7月15日16:20--
場所:理学部G棟414室
概要: ここ数年連日のように人工知能関連のニュースが世間を賑わせている。実際、人工知能研究分野は加速度的な発展を遂げており、今後もその裾を広げていくことだろう。この発展の土台にあるのが「深層学習(ディープラーニング)」と呼ばれる機械学習技術である。深層学習は従来の観点とは少々異なるパラダイムに基づく学習アルゴリズム技術であり、深層学習の成功が連日のニュースで見るような華々しい成果につながっている。本講義では、深層学習が一体どのようなものなのか、そして何故すごいのか等を基礎的なところから説明していくつもりである。
問い合わせ先: 長谷川雄央 (数学・情報数理コース)

第2回水戸幾何セミナー

題目:Theory of local index and its applications
講演者:吉田尚彦 氏(明治大学理工学部)
日時:2016/6/24(Fri)14:30--16:00
場所:理学部B棟329室
概要: We report a recent progress of the joint work with H. Fujita and M. Furuta on an index theory of a Dirac-type operators on possibly non-compact Riemannian manifolds. In our work we make use of a structure of torus fibration on the end, and perturb a Dirac-type operator in terms of first order differential operators along fibers on the end which satisfy a kind of acyclic condition. The perturbation allows an interpretation as an adiabatic limit or an infinite dimensional analogue of the Witten deformation. We also explain applications to the geometric quantization of Lagrangian fibrations, the quantization conjecture by Guillemin-Sternberg that implies the quantization commutes with the reduction, and the Danilov formula for the equivariant Riemann-Roch indices of the toric varieties.
問い合わせ先: 木村真琴・大塚富美子・入江博 (数学・情報数理コース)

第1回水戸幾何セミナー

題目:Almost all Lagrangian torus orbits in CP^n are not Hamiltonian volume minimizing
講演者:小野肇 氏(埼玉大学)
日時:2016/5/20(Fri)14:30--16:00
場所:理学部B棟329室
問い合わせ先: 木村真琴・大塚富美子・入江博 (数学・情報数理コース)

複雑ネットワークウィンターセッション2016


日時:2016/03/07--2016/03/09
場所:茨城大学理学部第10講義室
講演者:
 Dimitri Volchenkov (Bielefeld University)
 安東弘泰 (筑波大学大学院システム情報工学研究科・助教)
 井手清貴(防衛大学校情報工学科・D3)
 江崎貴裕 (東京大学先端科学技術研究センター、日本学術振興会特別研究員PD)
 大森亮介 (北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター・助教)
 小林照義 (神戸大学大学院経済学研究科・准教授)
 齋藤正也 (統計数理研究所データ同化研究開発センター・特任准教授)
 坂本陽平(京都大学大学院理学研究科・D3)
 村瀬洋介(理化学研究所計算科学研究機構・PD)
 伊藤秀剛(東京大学大学院工学系研究科・M2)
 大石晃史(東京大学大学院工学系研究科・D4)
 高口太朗 (国立情報学研究所, JST ERATO河原林巨大グラフプロジェクト・研究員)
プログラム:特設ページをご覧ください。

問い合わせ先: 長谷川雄央 (数学・情報数理コース)

平成27年度(2015年度) 数学・情報数理コース 情報数理プログラム  修士論文・卒業研究発表会

日時:2016年2月23日(火)9:30〜16:00
場所:茨城大学理学部インタビュースタジオ
プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから

卒業研究発表会: 第一部(司会・タイムキーパー:考究生3名)
9:30--9:50 安藤 優祐(藤間研)
「マルチスレッドアルゴリズム」
9:50--10:30 大山 雅司(村重研)
「硬い常微分方程式の初期値問題に対する数値解法」
10:10--10:30 小川 修平(長谷川博研)
「オープンデータを用いた人口動態」
10:30--10:40 休憩
10:40--11:00 小岩 史行(藤間研)
「バンブー麻雀におけるあがり・聴牌の数理」
11:00--11:20 大槻 達也(渡邊研)
「Excel を用いた渋滞流のシミュレーション」
11:20--11:40 小林 廉(藤間研)
「整数論的アルゴリズム」
卒業研究発表会: 第二部(司会・タイムキーパー:考究生3名)
13:00--13:20 中村 文美(長谷川博研)
「カルマンフィルタによる GDP の解析」
13:20--13:40 篠原 彰吾(藤間研)
「川渡し問題」
13:40--14:00 小池 倫明(長谷川博研)
「乗用車売上台数のデータ解析」
14:00--14:10 休憩
14:10--14:30 須貝 光裕(渡邊研)
「 2 のべき乗を法とする演算下での、正則な行列の存在確率とその生成法」
14:30--14:50 渡邊 雅也(藤間研)
「神経衰弱の数理モデル化」
14:50--15:10 大内 智裕(長谷川博研)
「二酸化炭素濃度の解析」
修士論文発表会(司会・タイムキーパー:稲葉 和哉、島 優太)
15:30--16:00 鈴木 尚也(長谷川博研)
「逐次ベイズフィルタを用いた時系列解析」

平成27年度(2015年度) 茨城大学大学院 理工学研究科 理学専攻 数学・情報数理系(数学分野) 修士論文発表会

日時:2016年2月22日(月)10:30〜15:30
場所:茨城大学理学部第7講義室
プログラム(一人25分(論文発表20分+質疑応答5分))
■プログラムPDFファイルはこちらから

10:30--10:55 荒原 隆之
「離散型個体群モデルにおける収穫時期と解の挙動」
10:55--11:20 中島 健太
「出生率が総個体数に依存する個体群モデルにおける収穫の決定過程」
11:20--11:45 井野崎 惇
「Mullins-Sekerkaモデルの古典解の存在について」
[昼休み]
13:00--13:25 熊谷 翔
「クリティカルな指数を含む半線形楕円型方程式の正値解について」
13:25--13:50 結束 俊太郎
「楕円型偏微分方程式における最大値原理」
13:50--14:15 齋藤 俊
「The Hardy-Littlewood maximal operator and BMO」
[中休み]
14:35--15:00 萩谷 和菜
「2次のユークリッド体について」
15:00--15:25 山田 隆太郎
「ミンコフスキー空間上の曲線論」
15:25--15:50 若宮 博志
「共形空間とクリフォード代数について」

第2回水戸MIセミナー



日時:2015/12/21 (Mon) 13:30--16:10
場所:茨城大学図書館3階セミナールーム


[13:30--]
題目:ゆらぎをもつ細胞内ダイナミクスの数理解析
講演者:飯田渓太(東北大学病院・臨床研究推進センター)
要旨:こちらをご覧ください。

[14:40--]
題目:時間・空間情報を考慮したネットワーク研究の応用
講演者:高口太朗(国立情報学研究所・ERATO 河原林巨大グラフプロジェクト)
要旨:こちらをご覧ください。


問い合わせ先: 鈴木香奈子・長谷川雄央 (数学・情報数理コース)

第32回金曜セミナー

題目:Characterizations for the Fock-type space via higher order derivatives and its application
講演者:植木誠一郎 氏(茨城大学)
日時:2015/10/16 (Fri) 15:00--
場所:茨城大学理学部B棟329室
要旨:金曜セミナーHPをご覧ください
問い合わせ先: 中井英一 (数学・情報数理コース)

第31回金曜セミナー

題目:スケール不変構造を保つ臨界 Hardy 不等式の剰余項
講演者:猪奥倫左氏(愛媛大学)
日時:2015/07/31 (Fri) 15:30--
場所:茨城大学理学部B棟329室
要旨:金曜セミナーHPをご覧ください
問い合わせ先: 堀内利郎 (数学・情報数理コース)

第30回金曜セミナー

題目:Remarks on the strong maximum principle involving p-Laplacian
講師:劉暁静(茨城大学・理工学研究科博士後期課程)
日時:2015/6/5 (Fri) 15:30--
場所:茨城大学理学部 B棟329室
要旨:金曜セミナーHPをご覧ください
問い合わせ先: 堀内利郎 (数学・情報数理コース)

第29回金曜セミナー

題目:Krein space representation of analytic Hilbert modules
講師:瀬戸道生(島根大学)
日時:2015/5/29 (Fri) 15:30--
場所:茨城大学理学部 B棟329室
要旨:金曜セミナーHPをご覧ください
問い合わせ先: 中井英一 (数学・情報数理コース)

第1回水戸MIセミナー



題目:複雑ネットワーク上における,ある反応拡散モデルの平衡解の安定性解析
講演者:町田拓也(日本学術振興会)
日時:2015/5/22 (Fri) 14:00--
場所:茨城大学理学部 G414室
要旨:本講演では,グラフ上で定義される反応拡散モデルに対して,その反応拡散方程式の,ある平衡解の安定性を議論する.グラフとしては,拡張版円環と複雑ネットワーク(Erdos-Renyiモデル,Watts-Strogatzモデル,しきい値モデル)を扱う.拡張版円環上の反応拡散モデルに対しては,頂点数を十分大きくとったときの漸近解析結果を紹介する.一方,複雑ネットワーク上のモデルに対しては,数値解析による結果をいくつか紹介する.講演内容は,井手勇介さん(神奈川大学),出原浩史さん(宮崎大学)との共同研究論文にもとづく[1].

[1] Yusuke Ide, Hirofumi Izuhara, Takuya Machida, Turing instability in Reaction-Diffusion models on complex networks, arXiv:1405.0642.

問い合わせ先: 長谷川雄央 (数学・情報数理コース)

第28回金曜セミナー

題目:Div - curl lemma with critical power weights in dimension three
講師:筒井容平(信州大学)
日時:2015/5/1 (Fri) 15:30--
場所:茨城大学理学部 B棟329室
要旨:金曜セミナーHPをご覧ください
問い合わせ先: 中井英一 (数学・情報数理コース)

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