これから開催されるセミナー・集中講義等
第25回水戸幾何セミナー
■日時: 2024/11/21 (木) 15:30--18:20
■場所: 茨城大学理学部B棟329室
[15:30--16:20]
■題目:線織面の話題から
■講演者:井ノ口 順一 氏(北海道大学)
[16:30--17:20]
■題目:半離散的または離散的サイン・ゴルドン方程式の楕円関数解に付随した半離散的または離散的曲面の構成
■講演者:宇田川 誠一 氏(日本大学)
[17:30--18:20]
■題目:S²×S²の実超曲面の法線叢
■講演者:木村 真琴 氏(茨城大学)
■問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)
第21回水戸MI(数学・情報数理)セミナー
■日時:2024/11/5 (火) 13:10から
■場所:茨城大学水戸キャンパス理学部第7講義室
[13:10--14:40]
■題目:スケールフリーネットワーク上のイジングスピン系に対する平均場近似の改良
■講演者:奥井洸稀氏(早稲田大学大学院先進理工学研究科・M2)
■概要:スケールフリーネットワーク(SFN)のスケールフリー指数が小さくなると次数の分散が発散し不均一になるため、SFN上のイジングスピン系に対する平均場近似の精度が悪くなる。本セミナーでは、この問題を解決する"SFNのグラフ構造を取り入れた新たな平均場的な取り扱い方法"を紹介し、従来のモデルより精度が向上していることを示す。
[15:10--16:40]
■題目:剛体円板系における自由体積重心を用いた固有構造生成法とホッピング運動
■講演者:麦田大悟氏(名古屋工業大学大学院工学研究科・D3)
■概要:系内の全ての粒子が最近接のポテンシャルエネルギー極小値に位置する固有構造(Inherent structure)[1],[2]は、粒子の複雑な軌跡から熱揺らぎを取り除くことが出来、高密なガラス系における構造緩和や動的不均一性の基本的な素過程を明らかにすることが出来る。剛体球系においてこれを導出することは、粒子間の平坦なポテンシャルエネルギー地形のために困難となる。本講演では、自由体積(面積)[3]の重心を用いた新しい再帰的アルゴリズムReCFAを提案する。これは、最急降下法に着想を得たものであり、2次元剛体球系(つまり、剛体円板系)においても、固有構造を計算することが出来る。過冷却液体を模倣する過圧縮二成分剛体円板系[4]において、ReCFAと従来法である粒子軌道の時間的粗視化を用いてホッピング運動[5]解析を行った時に生じる両者の違いと、固有構造生成法の視点から見たReCFAの妥当性について議論する。
■問い合わせ先: 長谷川雄央 (数学・情報数理コース)、水高将吾 (理工学研究科情報工学専攻)
過去のセミナー・研究会(令和開催分)
第24回水戸幾何セミナー
■題目:マグニチュードとRieszエネルギーによる空間の同定
■講演者:今井 淳 氏(千葉大学)
■日時: 2024/10/18 (金) 16:00--17:30
■場所: 茨城大学理学部B棟329室
■要旨: 距離空間のマグニチュードおよびRieszエネルギー(Brylinskiベータ関数)によって空間がどの程度決まるのか、球体、球面、正多角形、その頂点集合などが同定されるのか、という問題について分かっていることを紹介する。凸体に対してはRieszエネルギー関数は積分幾何ででてくる弦長分布と同値になる。最後にgenericな有限距離空間はマグニチュード関数で決まることを紹介したい。
■問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)
第20回水戸MI(数学・情報数理)セミナー
■題目:スピングラス理論を用いてネットワークゲーム理論を解く
■講演者:翁長朝功氏(九州大学総合理工学研究院・助教)
■日時:2024年8月1日(木)14:00より
■場所:茨城大学理学部G棟G414
■問い合わせ先:長谷川雄央 (数学・情報数理コース)
第19回水戸MI(数学・情報数理)セミナー
■題目:Physical networks: a short review and prospects
■講演者:山本潤氏(Central European University Vienna・PhD candidate)
■日時:2024年7月23日(火)16:30より
■場所:茨城大学理学部G棟G414
■問い合わせ先:長谷川雄央 (数学・情報数理コース), 水高将吾 (理工学研究科情報工学専攻)
令和5年度(2023年度) 数学・情報数理コース(数学分野)修士論文発表会
■日時:2024年2月19日(月)10:30〜16:00
■場所:茨城大学理学部第7講義室
■プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから)
(論文発表20分+質疑応答5分)
10:30--10:55 冨田 昂輝
「二階楕円型方程式の境界値問題」
10:55--11:20 今橋 卓杜
「2階放物型方程式の初期値境界値問題」
11:20--11:45 萩原 誠
「ヒルベルト空間とカーネル法」
<休憩>
13:15--13:40 山口 矩佳
「偶数本の単射測地線を持つ完備なRiemann平面」
13:40--14:05 石橋 太樹
「複素数によるパラ複素空間形の構成」
14:05--14:30 小崎 大樹
「$R^4$ の曲線の局所シンプレクティック不変量」
<休憩>
14:45--15:10 齊藤 航大
「等質アファイン超曲面」
15:10--15:35 関 柊南
「類体論を用いた平方剰余と立方剰余の相互法則の証明」
15:35--16:00 森 友哉
「冷却と戦術を用いた3ストップ組合せゲームの解析」
第23回水戸幾何セミナー
■題目:3次元球面内の平坦トーラスに関する直径予想
■講演者:北川 義久 氏(宇都宮大学)
■日時: 2024/2/16 (金) 16:30--17:30
■場所: 茨城大学理学部B棟329室
■要旨:
3次元単位球面内の平坦トーラスの外的直径は円周率に等しいであろうという未解決の予想があり,直径予想とよばれている.本講演では,この予想の背景にある Cliffordトーラスの剛性問題,およびこの予想を証明するための有望なアイデアについて説明し,最近の研究状況について報告する.
■問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)
令和5年度(2023年度) 情報数理プログラム 卒業研究発表会
■日時:2024年2月15日(木)9 : 00〜14 : 20
■場所:理学部K棟1階インタビュースタジオ
■プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから)
(発表15分+質疑応答5分)
<第1部>
9:00--9:20 梅本 剛太 (村重 研)
「Domb-Sykes プロットを用いた複素関数の特異点推定」
9:20--9:40 前多 健一(藤間 研)
「ZDD を用いたマインスイーパーの解法」
9:40--10:00 服部 翔太(渡邊 研)
「古典的誤り訂正符号の弱点とシャノン限界との関係」
10:00--10:20 綿谷 和紀(長谷川 研)
「fractal scale-free tree と small-world scale-free tree 上のパーコレーションについて」
<第2部>
10:40--11:00 黒沢 直希(村重 研)
「二重指数関数型変換を用いた数値積分」
11:00--11:20 小野 駿太郎(藤間 研)
「単純ジグソーパズル問題の難度について」
11:20--11:40 南 瑞樹(渡邊 研)
「向きと距離の大域的相互作用により生じる群れの三次元空間パターン」
11:40--12:00 宮田 竜弥(長谷川 研)
「深層学習によるスピン系の相分類」
<第3部>
13:00--13:20 大曽根 健竜(村重 研)
「位相的エントロピーを用いたカオス時系列解析」
13:20--13:40 岡本 海成(藤間 研)
「バケツ問題における探索空間の削減案」
13:40--14:00 田谷 真聖斗(長谷川 研)
「競争馬における血統と総賞金との関係」
14:00--14:20 倉田 大地(村重 研)
「KdV方程式の数値計算における差分法とスペクトル法の比較」
講評(14:20〜):藤間 昌一 先生
■情報数理関係者以外の方々のご参加・ご質問も歓迎します。
■問い合わせ先: 渡邊 (数学・情報数理コース)
第22回水戸幾何セミナー
■題目:工業意匠設計の微分幾何学
■講演者:井ノ口 順一 氏(北海道大学)
■日時: 2023/11/17 (金) 16:00--17:30
■場所: 茨城大学理学部B棟329室
■要旨:
工業意匠設計において,曲線は製品や作品のシルエットや形状を決定するもっとも基本的なデザイン要素である。
意匠設計の質を高める上では曲線を種々の観点から魅力的にすることが必須である。自動車の意匠設計から生まれた対数型美的曲線(LAC)の一般化が精密機械工学において精力的に研究されている。本セミナーでは,対数型美的曲線の幾何学的性質の解明と可積分幾何の観点からの一般化について報告する。
■問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)
第21回水戸幾何セミナー
■題目:すべてのケーラー類で二木不変量が消えるボット多様体について
■講演者:小野 肇 氏(筑波大学)
■日時: 2023/9/5 (火) 16:30--17:30
■場所: 茨城大学理学部B棟329室
■要旨:
複素多様体上にケーラー類Ωを固定したとき、「Ωにいつスカラー曲率一定ケーラー計量(cscK計量)が存在するか?」はケーラー幾何における重要問題の1つである。一般に、あるΩにcscK計量が存在しても、他のケーラー類にcscK計量が存在するわけではない。本講演では、ボット多様体と呼ばれるトーリック多様体たちの中で、すべてのケーラー類にcscK計量が存在するものは射影直線の直積に限ることを紹介する。本講演の内容は、佐野友二氏(福岡大学)・四ツ谷直仁氏(香川大学)との共同研究(arXiv:2305.05924)に基づく。
■問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)
第18回水戸MI(数学・情報数理)セミナー
■題目: Approximate Master Equationを用いたネットワーク上の公共財ゲームの解析
■講演者: 瀧口由宇氏(北海道大学大学院理学院統計物理学研究室・M2)
■日時: 2023年7月10日(月)16:00より
■場所: 茨城大学理学部G棟G414
■問い合わせ先: 長谷川雄央 (数学・情報数理コース)
第17回水戸MI(数学・情報数理)セミナー
■題目: Pacemaker function induced by cellular heterogeneity in a dynamical system model of the sinoatrial node
■講演者: 三井譲氏(東京大学大学院新領域創成科学研究科非線形物理研究室・D2)
■日時: 2023年7月3日(月)16:00より
■場所: 茨城大学理学部G棟G414
■問い合わせ先: 長谷川雄央 (数学・情報数理コース), 水高将吾 (理工学研究科情報工学専攻)
第16回水戸MI(数学・情報数理)セミナー
■題目: 電気回路から類推した都市内人流のマッピング,及び最近の位置情報データの潮流について
■講演者: 志田洋平氏(筑波大学システム情報系助教)
■日時: 2023年5月30日(火)16:00より
■場所: 茨城大学理学部G棟G414
■問い合わせ先: 長谷川雄央 (数学・情報数理コース)
中井英一先生最終講義
■題目:数学を通しての出会い
■講演者:中井 英一 氏(茨城大学)
■日時: 2023/3/31 (金) 13:00--14:30
■場所: 茨城大学理学部第9講義室
■Teamsで同時配信いたします。配信ご希望の方はこちらのページから
3月30日(木)までにお申し込みください。
■問い合わせ先: 下村 勝孝・藤間 昌一 (数学・情報数理コース)
第20回水戸幾何セミナー
■題目:LCK曲面の部分多様体論
■講演者:井ノ口 順一 氏(北海道大学)
■日時: 2023/2/24 (金) 16:30--17:30
■場所: 茨城大学理学部B棟329室
■要旨: 3次元サーストン幾何の類似として4次元のモデル空間が分類された.
幾何構造と整合的な複素構造をもつモデル空間は14種ある.
複素空間形3種,(複素空間形でない)エルミート対称空間6種,(エルミート対称空間でない)ケーラー曲面1種であり, 残り5種はLCK曲面(局所共形ケーラー曲面)である.
5種のうち3種はヴァイスマン曲面である.
これらのエルミート曲面内の曲線, 曲面, 実超曲面の微分幾何学を展開する.
今回は, 主にケーラー磁場軌道の類似と考えられる曲線(正則平坦曲線), 極小複素部分多様体, 極小全実部分多様体, 極小実超曲面のある種の分類について報告する.
■問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)
第19回水戸幾何セミナー
■題目:CR-symmetric contact hypersurfaces in Hermitian symmetric spaces
■講演者: Jong Taek Cho 氏(Chonnam University)
■日時: 2023/2/22 (水) 15:30--16:30
■場所: 茨城大学理学部B棟329室
■要旨: Contact manifolds have the two fundamental associated structures, that is, Riemannian metrics and almost CR-structures. In this talk, we concentrate on contact manifolds from the latter viewpoint. First, we give a classification of spherical CR-symmetric contact spaces of dimension >3, which are realized as real hypersurfaces in Hermitian symmetric spaces. Next, we classify CR-symmetric contact 3-manifolds.
■問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)
令和4年度(2022年度) 数学・情報数理コース(数学分野)修士論文発表会
■日時:2023年2月17日(金)10:30〜16:00
■場所:茨城大学理学部第7講義室
■プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから)
(論文発表20分+質疑応答5分)
10:30--10:55 栗原 遼
「圏における左右の随伴と極限の関係」
10:55--11:20 村上 友希
「楕円曲線上の有理点のなす群」
11:20--11:45 越田 拓馬
「Radial pth mean body の凸性について」
<休憩>
13:00--13:25 金澤 祐馬
「Riemann 積分可能性」
13:25--13:50 島田 日花
「サイン関数のオイラー積」
13:50--14:15 山口 哲志
「変動振動量を伴う Campanato 空間とその前々双対空間」
<休憩>
14:45--15:10 宮嶋 凌平
「拡散とアリー効果をもつ SI モデルの進行波解」
15:10--15:35 豊田 敦哉
「波動方程式の初期値問題」
15:35--16:00 亀井 啓徳
「積分変換とその偏微分方程式への応用」
令和4年度(2022年度) 情報数理分野 修士論文発表会
■日時:2023年2月16日(木)10 : 30〜11 : 35
■場所:理学部K棟インタビュースタジオ
■プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから)
(発表23分+質疑応答7分)
<第1部>
10:30--11:00 川澄 知代(長谷川 研)
「選択的に補強されたネットワークの攻撃に対する頑健性」
11:00--11:30 渡邉 大夢(長谷川 研)
「ネットワーク上の感染症におけるマスク着用の混合パターンの効果」
講評(11:30〜):藤間 昌一 先生
■情報数理関係者以外の方々のご参加・ご質問も歓迎します。
■問い合わせ先: 渡邊 (数学・情報数理コース)
令和4年度(2022年度) 情報数理プログラム 卒業研究発表会
■日時:2023年2月14日(火)9 : 30〜14 : 45
■場所:理学部K棟1階インタビュースタジオ
■プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから)
(発表15分+質疑応答5分)
<第1部>
9:30--9:50 清水 陽介(長谷川 研)
「Wi-Fiネットワーク上におけるマルウェア拡散モデル」
9:50--10:10 岡 拓樹(村重 研)
「NumPyroを用いたマルコフ連鎖モンテカルロ法によるパラメータ推定」
10:10--10:30 根本 琴音(渡邊 研)
「低次元多様体上のデータへの適した座標の生成法」
<第2部>
10:50--11:10 平林 晴人(長谷川 研)
「近代日本文学のテキストマイニング」
11:10--11:30 関田 耕平(村重 研)
「時間遅れ座標を用いたアトラクタの再構成と安定性解析」
11:30--11:50 小松 沙羅(長谷川 研)
「株価変動の時系列解析」
<第3部>
13:00--13:20 伊藤 誠人(藤間 研)
「人間の特性を用いた縮小版オセロの完全解析」
13:20--13:40 Lee Chun Chung(渡邊 研)
「グラフマッチング問題と極小値追跡法による近似解」
<第4部>
14:00--14:20 小野 歩人(藤間 研)
「4山不偏版エンドニムの解析」
14:20--14:40 多田 秀野(村重 研)
「特異点配置に着目した二重指数関数型数値積分公式の改良」
講評(14:40〜):村重 淳 先生
■情報数理関係者以外の方々のご参加・ご質問も歓迎します。
■問い合わせ先: 渡邊 (数学・情報数理コース)
第3回水戸幾何小研究集会
■日時: 2022年12月23日 (金)13:00--17:30,24日(土)9:30--13:00
■場所: 茨城大学理学部C棟 第10講義室
■プログラム:
12月23日(金)
13:30--14:30 佐藤 雄一郎 氏(工学院大学)
「球面内の極超曲面と二重調和超曲面」
14:45--15:45 馬場 蔵人 氏(東京理科大学)
「コンパクト対称三対の標準形と二重佐武図形」
<休憩>
16:30--17:30 大仁田 義裕 氏(大阪公立大学)
「等径部分多様体に関連した部分多様体の幾何学
(Submanifold Geometry related to Isoparametric Submanifolds)」
12月24日(土)
9:30--10:30 佐々木 優 氏(東京高専)
「例外型対称空間の対蹠集合」
10:45--11:45 井川 治 氏(京都工芸繊維大学)
「$\sigma$-作用の軌道の幾何学 - triality automorphism の場合を中心にして-」
12:00--13:00 田崎 博之 氏(筑波大学)
「Hermann作用」
■世話人:井川 治(京都工芸繊維大学)、田中 真紀子(東京理科大学)、酒井 高司(東京都立大学)、
木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (茨城大学)
■問い合わせ先: 大塚 富美子(茨城大学 数学・情報数理コース)
第18回水戸幾何セミナー
■題目: 正曲率の regular polyhedral complex の分類について
■講演者: 大塚 富美子 氏(茨城大学)
■日時: 2022/7/29 (金) 16:00--17:30
■場所: 茨城大学理学部B棟329室
■要旨: regular polyhedral complex とは、metric を持った局所有限の2次元胞複体であって、各 2-cell は境界を込めて同一の正多角形と等長であり、各頂点の方向空間も互いに等長になっている空間のことである。この空間の曲率は方向空間の直径を用いて定義される。本講演では、まず、この空間について解説したのち、正曲率の場合についての先行結果と、条件を緩めて得られた新しい結果について紹介する。
■問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)
第15回水戸MI(数学・情報数理)セミナー
■題目: 造血細胞系におけるクロマチンから免疫表現型までの階層横断的データ解析
■講演者: 太田洋輝氏(帯広畜産大学人間科学研究部門・准教授)
■日時: 2022/6/28 (火) 16:30--18:00
■場所: オンライン
■備考: 講演に関係する文献はこちら
■問い合わせ先: 長谷川雄央 (数学・情報数理コース)
第17回水戸幾何セミナー
■題目: Weinstein予想のある一般化とT^2不変なpresymplectic形式から定まる葉層構造
■講演者: 萩原明日香 氏(茨城大学)
■日時: 2022/3/4 (金) 15:00--16:3016:00--17:30 (時間変更)
■場所: 茨城大学理学部B棟329室
■要旨: 2n+r次元閉多様体上の2次閉微分形式でrankがM上2nと一定であるものをpresymplectic形式という. (M,α)を2n+1次元接触多様体としたとき, dαはexact presymplectic形式である. 接触幾何学の基本問題に, 接触閉多様体上にReebベクトル場の周期軌道が少なくとも1つ存在する, というWeinstein予想がある. Banyaga-Rukimbiraはこの予想を, presymplectic形式から定まる葉層構造にコンパクトな葉が存在するのはどのような場合か? と一般化し, presymplectic形式がS^1作用で不変であって, その葉層構造が1次元の場合を考察した. 本講演では, Banyaga-Rukimbiraによる結果の高次元化として, T^2作用で不変なpresymplectic形式に対して得られた結果を紹介する.
■問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)
令和3年度(2021年度) 数学・情報数理コース(数学分野)修士論文発表会
■日時:2022年2月17日(木)13:30〜16:15
■場所:茨城大学理学部第7講義室
■プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから)
(論文発表20分+質疑応答5分)
13:30--13:55 辻 新
「負の判別式を持つ3次体の基本単数と類数について」
13:55--14:20 萩原 明日香
「Weinstein予想のある一般化とT^2不変なpresymplectic形式から定まる葉層構造」
14:20--14:45 川本 将己
「フーリエ級数の収束性について」
<休憩>
15:00--15:25 上原 康
「ラプラス方程式と熱方程式」
15:25--15:50 篠原 郁人
「免疫反応を考慮した感染症モデルの平衡点の安定性と解のダイナミクス」
15:50--16:15 関町 有香
「連分数による\piとeの無理性の証明」
令和3年度(2021年度) 情報数理プログラム 修士論文発表会
■日時:2022年2月17日(木)9 : 25〜12 : 20
■場所:Teamsでの遠隔開催(参加コード 2tn5i2e)
■プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから)
開会のあいさつ(9:25〜):長谷川 雄央 先生
(発表25分+質疑応答5分)
<第1部>
9:30--10:00 三原 拓馬(藤間 研)
「ソート問題の最小比較回数及び手順を明らかにする比較木の生成」
10:00--10:30 西岡 伸二(長谷川 雄央 研)
「ネットワーク上の拡張 Watts モデルによる情報カスケード現象の解析」
10:30--11:00 竹沢 秋太郎(長谷川 博 研)
「情報幾何学に基づく非平衡熱・統計力学での最適化とルジャンドル双対性」
<第2部>
11:15--11:45 増山 佑輔(長谷川 雄央 研)
「結合写像で動くエージェントモデルの数値シミュレーション」
11:45--12:15 古波蔵 真大(藤間 研)
「点での滞在時間が変化する巡回路問題のモデル化とアルゴリズム」
講評(12:15〜):長谷川 博 先生
■通信状況により、発表時刻が変更される場合があります。
■情報数理関係者以外の方々のご参加・ご質問も歓迎します。
■問い合わせ先: 渡邊 (数学・情報数理コース)
令和3年度(2021年度) 情報数理プログラム 卒業研究発表会
■日時:2022年2月15日(火)9 : 25〜15 : 20
■場所:Teamsでの遠隔開催(参加コード 2tn5i2e)
■プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから)
開会のあいさつ(9:25〜):藤間 昌一 先生
(発表17分+質疑応答3分)
<第1部>
9:30--9:50 石橋 佑哉(長谷川 雄央 研)
「部分破壊されたネットワークのフラクタル性」
9:50--10:10 茅根 大輔(藤間 研)
「ライツアウトが作るフラクタル」
10:10--10:30 小村 陽(渡邊 研)
「ニューラルネットワークの学習での重みの変化と計算時間」
<第2部>
10:45--11:05 黒澤 和樹(長谷川 博 研)
「Multi Target Tracking」
11:05--11:25 植原 龍之介(村重 研)
「平均値形式とアフィン演算を用いた区間演算の改良」
11:25--11:45 田中 慎太郎(渡邊 研)
「摂動解析を用いた Laplacian 行列の固有値・固有ベクトルの計算」
<第3部>
13:00--13:20 鈴木 普究矢(長谷川 雄央 研)
「グリコのおまけつきゲームのゲーム理論による解」
13:20--13:40 木村 舜(村重 研)
「グラム・シュミット法による数値的正規直交化の改良」
13:40--14:00 戸江 琢馬(渡邊 研)
「ブロックチェーンにおける最適なマイニング頻度の考察」
<第4部>
14:15--14:35 川畠 稜輝(村重 研)
「水面波のモデル方程式を用いた砕波現象の解析」
14:35--14:55 村越 允保(渡邊 研)
「微分方程式の高次元データに対する最適な座標の割り当ての試み」
14:55--15:15 草間 千里(長谷川 雄央 研)
「k-core 分解と onion 分解を用いた実ネットワークの構造解析」
講評(15:15〜):村重 淳 先生
■通信状況により、発表時刻が変更される場合があります。
■情報数理関係者以外の方々のご参加・ご質問も歓迎します。
■問い合わせ先: 渡邊 (数学・情報数理コース)
第51回金曜セミナー
■題目: Hardy's inequalities with non-doubling weights and sharp remainders
■講演者: 堀内利郎 氏(茨城大学)
■日時: 2022/2/10 (木) 14:00--16:00
■場所: MS Teams によるオンライン
■要旨: We shall establish N-dimensional Hardy's inequalities with non-doubling
weight functions of the distance $\delta(x)$ to the boundary $\partial\Omega$, where
$\Omega$ is a $C^2$ class bounded domain of $\mathbf R^N\, ( N\ge 1)$.
This work is essentially based on one dimensional weighted Hardy's inequalities with one-sided boundary condition and
sharp remainders. As weights we admit rather general ones that may vanish or blow up in infinite order
such as $e^{-1/t}$ and $e^{1/t}$ at $t=0$ in one-dimensional case.
■問い合わせ先: 学外の方で参加を希望される方はお問合せ下さい.中井英一 (数学・情報数理コース)
第14回水戸MI(数学・情報数理)セミナー
■題目: ループ強化による攻撃に対するネットワーク頑健性の向上
■講演者: 中条雅貴氏(北陸先端科学技術大学院大学)
■日時: 2022/1/20 (木) 16:00--17:30
■場所: 茨城大学理学部G414室
■備考: 講演に関係する文献はこちら
■問い合わせ先: 長谷川雄央 (数学・情報数理コース)
第16回水戸幾何セミナー
※新型コロナ感染症対策のため,しばらくの間,学内限定での開催とさせて頂きます.
■題目:Natural Γ-symmetric structures on R-spaces
■講演者:酒井高司 氏(東京都立大学)
■日時:2021/7/1 (木) 16:30--18:00
■場所:茨城大学理学部B棟329室
■要旨: Γ対称空間の概念は対称空間の一般化として1981年にLutzにより導入された.本講演ではGozeとRemmによるΓ対称対を用いて,R空間上にΓがZ_2の冪であるような自然なΓ対称空間の構造が入るための必要十分条件をルート系の条件として与える.特にΓ=Z_2の場合は,対称R空間が得られる.コンパクト対称空間の対蹠集合の定義はΓ対称空間に対して拡張される.我々が与えたR空間上の自然なΓ対称空間の構造に関する極大対蹠集合は,Weyl群の軌道として与えられる.本研究はPeter Quast氏(Augsburg大学)との共同研究による.
■問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)
堀内利郎先生最終講義
■題目:「古典的不等式の精密化」を巡って
■講演者:堀内利郎 教授(茨城大学理学部数学情報数理コース)
■日時:2021/3/29 (月) 15:00--16:30
■場所:茨城大学理学部 インタビュースタジオまたは第9講義室
*Teamsで同時配信します(チームコード:u2sef35)
■問い合わせ先:中井英一 (数学・情報数理コース)
令和2年度(2020年度) 情報数理プログラム 卒業研究・修士論文発表会
■日時:2021年2月15日(月)9 : 25〜16 : 40
■場所:Teamsでの遠隔開催
■プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから)
開会のあいさつ:藤間 昌一 先生
卒業研究発表:(発表15分+質疑応答5分)
<第1部>
9:30--9:50 上村 脩矢(渡邊 研)
「区分線形関数を用いたニューラルネットワークの学習改善」
9:50--10:10 川澄 知代(長谷川 雄央 研)
「ネットワーク上のカスケード故障に対する容量割り当て方法の影響」
10:10--10:30 矢吹 蒼(藤間 研)
「最小比較マージンの計算解析」
<第2部>
11:00--11:20 田中 成樹(村重 研)
「深層学習モデルの層が物体検出精度に及ぼす影響の分析」
11:20--11:40 木村 勇輝(渡邊 研)
「Soret効果を用いた成分分離素子におけるセパレータの影響」
11:40--12:00 北泉 歩夢(藤間 研)
「強化学習と最適状態価値関数」
<第3部>
13:00--13:20 石谷 雅樹(長谷川 雄央 研)
「PageRankアルゴリズムに基づくサッカーチームのランク付け」
13:20--13:40 相馬 光敬(藤間 研)
「ルービックキューブに見られる数学との繋がり」
13:40--14:00 本夛 聡(渡邊 研)
「全自動麻雀卓におけるパイこね変換による攪拌率の向上」
<第4部>
14:30--14:50 佐藤 大河(藤間 研)
「2要素とn要素の最小比較マージンアルゴリズム」
14:50--15:10 渡邉 大夢(長谷川 雄央 研)
「マスク着用の混合パターンを含めた感染症モデルの解析」
15:10--15:30 上村 涼(村重 研)
「流行現象に対する2次元しきい値モデルの改良」
修士論文発表:(発表23分+質疑応答7分)
16:00--16:30 海上 翔(長谷川 博 研)「車載センサー情報の統合と分析」
講評:村重 淳 先生
■通信状況により、発表時刻が変更される場合があります。
■情報数理関係者以外の方々のご参加・ご質問も歓迎します。
■問い合わせ先: 渡邊 (数学・情報数理コース)
令和2年度(2020年度) 数学・情報数理コース(数学分野)修士論文発表会
■日時:2021年2月18日(木)13:30〜16:15
■場所:茨城大学理学部第10講義室
■プログラム(プログラムPDFファイルはこちらから)
(論文発表20分+質疑応答5分)
13:30--13:55 香取 健太
「数体ふるい法におけるアルゴリズム計算の自動化」
13:55--14:20 塚口 敏生
「微分Galois理論と付値の応用を用いた初等関数ではないことの証明」
14:20--14:45 土田 祐智
「環の圏論的Galois理論」
<休憩>
15:00--15:25 雨谷 康平
「ブラウン運動とマルチンゲール及び対称マルコフ半群に基づく一般化分数べき積分作用素」
15:25--15:50 稲毛田 遥生
「親子の相互作用を考慮した愛情モデルのダイナミクス」
15:50--16:15 川村 拳士
「サイン関数のオイラー積」
第13回水戸MI(数学・情報数理)セミナー
■題目:モンテカルロ法による次数一定の幾何学的グラフの生成とその応用
■講演者:佐々木 志剛 氏(神奈川大学)
■日時:2020/11/27 (金) 16:30--18:00
■場所:オンライン開催
■備考:Zoomを使ったオンライン講演です。参加希望の方は長谷川雄央(数学・情報数理コース)までご連絡ください。
第15回水戸幾何セミナー
※新型コロナ感染症対策のため,しばらくの間,学内限定での開催とさせて頂きます.
■題目:G2 対称性を持つ等質空間とその幾何構造
■講演者:中田 文憲 氏(福島大学)
■日時:2020/11/13 (金) 16:00--17:30
■場所:茨城大学理学部B棟329室
■要旨:
八元数と密接な関わりを持つ例外型単純リー群 G2 は, リーマン多様体のホロノミーの分類にも現れるなど微分幾何学においては重要な対象であるが, 独特な特徴を持った群である. 本講演では八元数やG2の基本的事項を紹介したのち, G2 対称性を持つ等質空間たち相互の関連や, それらが持つ特徴的な構造, またそのような等質空間の統一的な解釈の方法について紹介する。本研究は橋本英哉氏(名城大)・間下克哉氏(法政大)・大橋美沙氏(名工大)との共同研究である。
■問い合わせ先: 木村 真琴・大塚 富美子・入江 博 (数学・情報数理コース)
過去のセミナー・研究会
■2015年4月〜2020年3月の期間に開催されたセミナー・研究会の情報はこちら
■2014年度以前のセミナー・研究会情報はこちら(学内限定)